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徒然なるままに花と愛犬の写真を


by katoliinu

<SOPA DE PEDRA 石のスープ>

昔むかし、修道僧が托鉢(たくはつ)をして田舎の道を歩いていた。
空腹になったので、農家に食べ物を無心したが、誰も何もくれなかった。
すると修道僧、道から石を拾って袖できれいにぬぐい、
「石のスープを作ろう」という。
「ばかなことを」と農民はあざ笑う。
だが好奇心も隠せない。鍋を貸し、じっと見つめる。

修道僧は鍋に水を満たし、火にくべると石を底に沈めた。
しばらくすると、
「うーん、豚の脂身がちょっとあれば、おいしくなるんだがなあ。」
修道僧がぽつりと言うと、農民が家から脂身を持ってきた。
「塩もひとかたまり、あればねえ。」
するとまた、農民は塩を…
こうしてチョリソーやオリーブ油などが次々と、鍋の中に。
いいにおいが漂い 「できあがり!」
修道僧はスープをたいらげた。
「石は洗って、次にまた使うよ。」

ポルトガルの人から人へ語り伝えられた物語。
だから、本によっては農民も一緒にスープを味わっていたりするそうです。
伝説が生んだポルトガルのスープ。

<材料> 
玉ねぎ、ニンニク、パプリカ、唐辛子のペースト、オリーブ油、マーガリン、
皮付きの豚の脂身、豚の耳・すね肉、チョリソー、ブラッドソーセージ、
ジャガイモ、豆、コリアンダー、




<SOPA DE PEDRA 石のスープ>_b0123964_19532227.jpg

by katoliinu | 2008-05-10 19:53 | 料理